ガスはOD缶かそれともCB缶か?メリット、デメリットを比較
キャンプの燃料として利用することが多い、ガスボンベの選び方を紹介します。大きくキャンプで良く用いられる「OD缶」と呼ばれるタイプと、家庭用のガスコンロなどでも使用されることが多い「CB缶」と呼ばれるタイプがあります。
このページではキャンプやアウトドアで利用するガスボンベについて、アウトドアメーカーの缶(OD缶)と家庭用カセットガス(CB缶)のどちらを選択するべきなのかを紹介していきたいと思います。
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OD缶とCB缶の違い
まず、OD缶というのはアウトドアメーカーなどがアウトドア専用で開発している缶です。一方のCB缶は家庭用のガスコンロで利用されているボンベです。
OD缶(アウトドア用のカセットボンベ)
写真はイワタニプリムス。
強み
弱み
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CB缶(家庭用カセットコンロ用のボンベ)
写真はイワタニ。
強み
弱み |
私は昔はやっぱりキャンプはOD缶だよね。と思っていましたが、今では使い回しがきく、CB缶用のアイテムを購入して使っているとその便利とランニングコストの安さに驚きます。
以下は私の感想です。
ガスとしての性能はどちらが高いの?
ガスとしての性能は正直いって、それぞれのボンベに封入されているガスの種類で変わってきます。
こうした携帯用のガスについては
・プロパン
・イソブタン
・nブタン
という三種類がつかわれています。上に行くほど低温化でも燃焼するのと火力が強いです。イソブタンとnブタンが混ざった状態の物を「混合ブタン」と呼ぶこともあります。
この混合比で様々なガス缶が存在しています。
イワタニプリムスパワーガス(OD)
プロパン:25%
混合ブタン:75%
ユニフレームプレミアムガス(CB)
プロパン:5%
イソブタン:95%
イワタニプリムスノーマルガス(OD)
イソブタン:33%
nブタン:65%+他
イワタニオレンジガス(CB)
イソブタン:30%
nブタン:70%
以上のような混合比になっています。この配合比で何が変わるかというと「寒冷地での性能」です。ガスは燃焼するためには気化する必要がありますが、nブタンは低温化では液状化して気化できません。そのため、寒冷地用のガス(プレミアムガス)はプロパンやイソブタンなど低温化でも気化しやすいガスを利用しているわけです。
ガス缶の形状の問題でCB缶にはプロパンを沢山つめることができないため、雪山でのキャンプでガスを使うというのであればOD缶のパワーガスなどがどうしても必要になりますが、春夏のキャンプであればCB缶でも問題ありません。
自宅でも使うのでCB缶が便利
キャンプで使った使いかけのCB缶を自宅用に使って、キャンプに行く時には新品のCB缶を持っていくようにしています。こうすることでゴミを減らせるうえ荷物を少なくすることができます。
たとえばツーバーナーでもユニフレームのUS1900のようにCB缶を使ったキャンプ用ガスコンロも登場しています。
CB缶って収納面から考えても魅力
OD缶ってずんぐりむっくりした形状の為、結構収納するときに場所をとってしまうんですよね。一方CB缶は細長な形状から荷物に潜り込ませるのも楽で、意外と収納面からも魅力なんです。
以上から、最近ではやっぱりCB缶をメインに使っています。
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